ワインの表現「辛口?」「重い?」「〜ボディ?」について
ワインを表現する時によく、
「辛口」「甘口」や「重い」「軽い」といった形容詞が使われますよね。
また、「フルボディ」「ライトボディ」など。
今回はワインの世界でよく使われるこれらの表現について解説していきます。
「〜ボディ」とは?
ワインのタイプを表すとき、よく使われるのがこのボディという言葉。
この表現は赤ワインに使われます。
ボディ(bodied)とは日本語で身体という意味。
もともと「豊満な」「肉付きのいい」など、赤ワインの風味を女性の身体に例えて表現されることが多く、そこからきています。
ボディという表現は主に3種類
・フルボディ
・ミディアムボディ
・ライトボディ
何となく聞いたことがありますよね。
フルボディとは、アルコール度数や渋みが強い濃厚な赤ワインに対して。
ミディアムボディとは、程よいコクのあるフルとライトの中間のような赤ワインに。
ライトボディとは、軽い、薄めの赤ワインに対して。
感覚としては、
100%果汁のオレンジジュース→濃厚でなんだか重みがある。
果汁10%、ビタミン添加のオレンジジュース→軽くてさっぱり。
"重い"や"軽い"といった表現もこんなイメージで大丈夫です。
〜ボディというのはアルコール度数やワインに含まれる"タンニン"の量によって決められるのですが、具体的な数値や規定があるわけではありません。
使われる品種やワインの熟成期間などさまざまな要因があるうえに、判断しているのはメーカーさんや輸入業者さんなので、基準もそれによって違います。
(なんだか複雑、、、 )
初心者の方は同じ名前のワインで比べてみるのがオススメです。
同じ名前のワインでもぶどう品種にごとに種類があったりするので、それらをライトボディからフルボディ順に飲み比べると、なんとなく違いがわかると思います。
ちなみに料理に合わせるとしたら、フルボディは味の濃いもの、ミディアムボディやライトボディはマルチに。といった感じで料理と組み合わせてください。
辛口・甘口とは?
"辛口"や"甘口"といった形容詞は白ワインやロゼワイン、スパークリングワインで使われます。
辛口は、酸味が強くキリッとした風味。
甘口は、柔らかい酸味と甘みが特徴の風味。
この違いは、ワインの発酵の工程を変えることで生まれます。
ワイン中のアルコールは糖分がアルコールに変化したものなので、糖分をほとんどアルコールに変えてしまえば、「辛口」になり、アルコールが少量のうちに発酵を止めてしまえば、甘みの多い「甘口」に仕上がるという仕組みです。
ワインボトルに「甘口」や「辛口」など明記されているものもありますが、ワインメーカーや輸入業者が判断した基準であり、明確な基準はありません。
気になったワインについてはネットで口コミなどを調べてみるといいです。
僕もわからないモノはネットを頼っています。笑
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はざっくりとワインの表現について解説してみました。
ワインの表現はあくまでも他人が決めたモノでしかないので、人によって感じ方は変わってくると思います。
まあ、難しく考えずに
"フルボディ"の赤ワインを見かけたら
「重めのワインかな」
甘口の白ワインを見つけたら
「フルーティで甘めかな」
くらいに構えてもらえればいいと思います。
今回は簡単な違いを解説するのが目的だったので、ぶどう品種については触れませんでした。
ただ、品種の違いがわかるとボトルのラベルで判断ができたりするので。次回はそちらを深掘りしていこうと思います。