男の作法 池波正太郎
池波正太郎さんの『男の作法』
以前から気になっていた本。
読後の感想としては
「こいつは人生のバイブルになるかもしれない、、、」
です。
買ってからしばらく放置していたのですが寝る前の読書として読み始め、2日で読み終わりました。笑
この本は昭和59年に発行され、今から30年以上前に書かれた本です。
まだ生まれていない。。。
なので、そんな昔の哲学や常識が通用するのかな〜なんて思って読み始めたのですが、
かなり感銘を受けました。笑
というより書き方、伝え方が上手なんですよね〜!
色々な場面での作法を書いているように見えて実は、
気遣いだったり心構えだったりを説いているんです。
中でも心惹かれたのは”チップ”という章題の話です。
タクシーに乗ったら100円でもいいから多めに出すようにするといい。
ありがとう。という感謝の言葉だけでもいいけれど、
「お金」という自分の身銭を切って形に表すから相手に伝わりやすい。
そうするとその運転手さんは気分良く一日仕事ができる。
それは次に乗車するお客さんの為にもなっている。
こういったプラスの循環の広がりが、世の中にもたらすものは凄いものになる。
世界を良くしていこう。とかそういった大きな話ではなく、
みな社会の恩恵を受けているんだから、自分も世の中に対して何かしら奉仕すること、それについて考えることが男を磨く。ということなんだ。
という話でした。
くぅぅ。
こういった日常の場面を例に、池波さんの語り口調で書かれた本です。
こうゆう価値観にシフトしていければ、魅力的な30代になれそうな気がします。笑
20代前半に読んでおきたかったなぁ〜
と思ったけれど、
今読んだからこそ内容を素直に落とし込めたのかなあ。
とも思いましたので、同年代のさとり世代の皆様。オススメです!
それと、男の作法と書いてありますが女性の方が読んでも面白いと思います。
人としての生き方、を説いた本だと思うので。