さとり世代の日常

さとり世代の現役バーテンダー。接客サービスやお酒について偉そうに語るブログです。

仮想通貨とは?初心者が勉強してみました。

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仮想通貨?

ビットコイン?

よくわからんし、飲食業の自分には関係ないなー。

と思い今までスルーしていました。

 

ですが、先日読んだ「10年後の仕事図鑑」

にて仮想通貨が取り上げられており、興味が湧いたので今さら勉強してみました。

 

記事を読み返してみて、

こいつ、初めから知っていましたよ的な感じで偉そうだな。

というカンに触る文章になりましたが、重々承知しておりますのでどうか暖かい目と仏の心で読んであげてください。

 

 

1、仮想通貨とは?

仮想通貨として有名なのがビットコイン。ニュースなどで取り上げられ、CMでも今では当たり前に流れているので、誰でも聞いたことがあると思いますが、そもそも仮想通貨とはなんなのか。

この記事では数ある仮想通貨の中から代表として「ビットコイン」を例に説明していきます。

 

仮想通貨は正式には「暗号通貨」といい、インターネット上にしか存在しない通貨で、ネットさえ繋がっていればどこにいても使うことのできる通貨です。

つまり、100円玉や1万円札といった「法定通貨」ように物理的に存在するものではなく、形のないお金のようなものです。

ぼくはビットコインと聞いて小銭のようなものをイメージしてました。

(トップ画像のBのコインはビットコインのイメージです!笑)

 

また、世界共通の単位なので(ビットコインでいうとBTC)国ごとに価値が変わらないある意味で世界共通の通貨とも言えます。

 

仮想通貨の始まりは

「サトシ ナカモト」という人が2008年11月、ビットコインという仮想通貨とその画期的な仕組みについての論文を、ネット上で発表したのがきっかけと言われています。

それに賛同した数人の技術者たちが

「どうすれば安全に運用できるのか?」

と色々とアイデアを出し合って作られたものが、世界初の仮想通貨「ビットコイン」だそうです。

それがどんどん広まり評価され、欲しい!という人が増えて価値が高まっていきました。

 

今ではビットコインで支払いができるお店も増えていますし、スマートフォンを使って送金や受け取りもできるなど、どんどん身近な存在となっています。

 

でもこれって電子マネーと一緒じゃないの?

って思いますよね。

電子マネーやクレジットカードとの違いはこのあと説明していきます。

先に仮想通貨の特徴について。

 

 

2、仮想通貨の特徴とは

先ほども説明したように円やドルとは違い、仮想通貨はネット上にのみ存在する通貨で、国ごとで価値が変わることのない世界共通の通貨です。

調べたところ、大きな特徴としては

・流通量に上限がある

・中心的な管理者の有無

の2点だと思います。

 

 

流通量の上限

日本で使われているお金「1万円札」は日本銀行が発行しているもので、もちろんいくらでも発行していいというわけではありませんが、経済状況によっては発行量を変えることができます。

景気を良くしたいときにはたくさん発行し、景気を引き締めたいときには発行量を減らしたり。

お金の価値は需要と供給で決まるので、流通しているお金の量が増えすぎると価値は下がってしまいます。

有名な話ですが、かつてジンバブエではハイパーインフレが起こりジンバブエドル300000000000000ドル=1円というハンパない状況に陥りました。

つまりジンバブエドルの価値がなくなってしまったわけです。

(個人的に興味深い話だったのでこれについては、いつか記事にしたいと思います。。。)

極端でぶっ飛んだ例ですが、簡単にいうと法定通貨は自由に発行できる反面、価値がなくなる場合もあるわけです。

 

ですが、ビットコインの場合はと同じく流通量が限られています。

金はまだ掘り起こされいない分も含めて、地球上での埋蔵量が限られているため、一定の価値が保たれています。

同じくビットコインも、発案者たちがあらかじめ上限を2100万ビットコインまで。

と流通量が決められているので、それ以上は増えることがなく、量が増えすぎて価値がなくなる。。。といった心配はないんです。

 

 

中心的な管理者の有無

法定通貨「円」は日本銀行が発行している通貨であり、日本という国が管理しているお金です。

その円を海外のドルやユーロに両替できるのは日本という国が信頼されているからです。

ですが万が一、日本が経営破綻してしまったら国の信用は失墜してしまいます。

同時に管理されている日本円の価値もなくなります。

今まで1ドル=100円だった計算式ではなくなるわけです。

 

ですがビットコインの場合は国が介入していないので、どこかの国が経営破綻したり、どこかの国が戦争になっても世界中に利用者がいるという事実が信用の裏付けとなるので、そういった影響で価値が下がることはありません。

 

また、ブロックチェーンという技術によって、利用者全員でビットコインの取引記録を管理する。という仕組みになっているのでデータの改ざんや偽造ができない仕組みになっています。

(ブロックチェーンの詳しい仕組みについては、近いうちに別の記事で。。。)

 

以上が仮想通貨の大きな特徴です。

 

 

 

3、電子マネーとの違いは?

電車に乗る際などによく使う「Suica」やセブンイレブンなどのお買い物で使える「nanaco」など様々な電子マネーがありますよね。

仮想通貨はこれらと何が違うのか?

確かに似ている点は多くあります。

ここでは電子マネーの代表としてSuicaを例に説明していきます。

 

Suicaは「Suicaでの決済を受け付けますよ!」といった会社やお店でしか使えません。駅での改札やコンビニなど。

これはビットコインでも同じく一部のお店などでしか使えません。ビッグカメラなど。

この様にみるとビットコインも電子マネーのように思えます。

 

ただ大きな違いとして、ビットコインはネットさえあれば個人同士でもやり取りができるんです。

Suicaは企業に預けているお金を電子化しているだけなので、Suica同士でやり取りはできません。

 

また、ビットコインは円やドルなどの法定通貨へ現金化することができますし、ビットコイン決済可能なお店であれば世界中で使うことができます。

Suicaは日本国内でしか使えません。

以上が電子マネーとの違いです。(ざっくり)

似ているようでなんとなく違いますよね〜。

 

 

 

4、クレジットカードとの違いは?

・海外で使用する場合

海外旅行なんかに行く前、銀行や空港で向こうの国の通貨に両替しますよね。

その際、両替にかかる手数料を払った。。という経験があると思います。

クレジットもそれと一緒で、海外で使うとカード会社に為替手数料や為替レートを支払う必要があります。

それに比べてビットコインは「世界共通の単位」なので為替というものがありません。

なのでビットコインが使えるお店ならば、海外でも手数料を支払うことなくお買い物ができるわけです。

 

・日本国内で使用する場合もメリットが!

クレジットカードを使う際、レジで店員さんにカードを渡し決済をしてもらいますよね。

ビットコインも同じで、ビックカメラだとQRコードをレジで読み取って決済をするそうです。

消費者からすると特に大きな違いはありませんよね。

ここでのメリットは企業(お店)側にあります。

 

クレジットカードで決済をすると、代金をクレジット会社が一時的に立て替えていることになります。

つまり、「売上金を回収できない」というリスクをカード会社が負っているわけです。

その分、お店はカード会社に「手数料」を払っているわけです。

だいたい利用額の3〜4%くらい。(水商売のお店だと10%ともいわれています)

その分メリットがあるからお店側も導入しているわけですが、やはり手数料を支払うってデメリットですよね。

しかしビットコインで支払った場合、決済手数料はほぼ無料なんです!

これはありがたいですねぇ〜

 

しかもクレジット決済の場合は、カード会社からお金が振り込まれるのは翌月末日、といったことが多いのですがビットコインなら10分程度で手元に送金されます。

すぐに現金化できるのはかなりでかい

 

飲食店を例にすると、

もしもお客様全員がクレジット決済をしたら、売上はあるけど現金が手元にない。。。

でも食材の仕入先や酒屋さんへの支払いは今月末。。。

カードの売り上げが振り込まれるのは来月末。。。

といった様に支払いサイクルが狂ってしまいます。

 

実際に売り上げはあるけど支払いが追いつかずに倒産してしまった会社は飲食店に限らずいくつもあります。

すぐに現金化できる。これは大きなメリットだと思います。

 

 

5、まとめ

え、もうまとめちゃうの?

って書いてて思いましたが、もう疲れたしとりあえず仮想通貨ってなんぞ?って部分については書けたと思うので満足しました。笑

まだまだ書き足りない部分もあるので、そこは次回に持ち越します。

 

仮想通貨について勉強してみて

仮想通貨の特徴や、現状の通貨との比較を書いていく中で、仮想通貨ばかりのメリットを挙げて紹介してきました。

が、ぼく自身、仮想通貨というものを100%信頼しているわけではありません。

めっちゃ便利やん!と、そこまで思っていません。

 

正直、優れた技術だろうと個人の集まりが管理する仮想通貨より、「国」というバックボーンがある法定通貨のほうが、まだまだ安心できると思いますし、一般的にも浸透していないので電子マネーやクレジットの方が便利だと思います。

現状は投機目的で仮想通貨を運用するならアリかな。とは思いました。

 

ただ、これから先の可能性をめちゃめちゃ感じて、ワクワクしました。

今までの「お金」ではできなかった、または不便だった部分をカバーできる存在。時代とともに「お金」というものから代わる新しい「方法・手段」が仮想通貨なのかな?と思いました。

 

とりあえず、なんとなくですが理解できたので

「新しいことに挑戦してみよう!」

ってことで1万円分、仮想通貨に使ってみたいと思います。

オススメの銘柄があれば教えてください。笑

 

ではでは。